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アメリカで働くということ!外資系企業の考え方~ブレインワーカーとレイバーの違い~

アメリカは日本以上に実力主義です。学歴重視の会社もありますが、それでもどちらかというとかなり実力が重視されます。
そんなアメリカで働いてみたいと思っている方、必見です!

アメリカで働くには、ブレインワーカーレイバーの2パターンがあります。
自分がどちらになって働きたいかをよく考えてから就職先を見つけましょう。

アメリカ的思考があれば、心折れることなく働き続けられると思うので、外資系で働いてみたいと思っている方や、
これからアメリカで就職を考えている方は参考にしていただければと思います。

もうお前いらない。当日クビも当たりまえ。

アメリカでは雇われている側の方が強いので、今日で辞めますといって、やめても全く問題ありません。
日本だとやめる1か月前?下手したらもっと前に言わなきゃ~なんてことがありますが、
アメリカ的には前もっていうにしても2週間前くらいで十分です。

逆に雇われている会社から、「お前もう明日からいらない」なんてこともよくあります。
ただし、従業員は守られているので、理不尽なクビを通行された場合、訴えることもできます。
アメリカは裁判社会なので、納得いかなければ裁判所で話しましょなんてことがごく普通です。

ただ、お金も時間もかかるので、必ず勝てると思った時でない限り、あまりお勧めしませんが、
たとえ違法で滞在していたとしても、それでも働いていたところが悪環境で訴えたらかなりのお金がもらえたという
話も聞いたことがあります。ので、トータルでどちらが得かをよく考えてから行動に移してくださいね。

雇われ側の特権をどんどん活かして働くというのをまずは念頭に入れておくのが良いかと思います。

ブレインワーカーとレイバー

そんな感じで、雇われる側は割と自由な意思で働けるのですが、いかんせん実力主義のアメリカなので、
面接からして、何ができるというのを猛烈にアピールしないと採用してもらえません。

これまでどんな経歴を積んできたかは別として、今その経験を踏まえて何ができるの?
という部分が最重視されます。

大学を出ていなくてもその業界で知らないことはない!と言い切れる自信があるなら、
それをアピールしましょう!あとは履歴書よりも本人の人柄が気に入られるかどうかが大事です

どんなことができるかをアピールして就職したら、今度は自分がブレインワーカーとして働くのか、
レイバーとして働きたいのかを考えてみましょう。

ブレインワーカーとは、会社の指示にただ従うのではなく、どうしたら会社の売り上げを上げられるのか、
どうしたらチームワークをよくして、効率的に仕事を回せるようになるのか、
この会社にはもっと販促に向けた新しい部署が必要だなど、会社にどんどん意見をだして、
会社をよくするために自分が何ができて実際どう動けるかを上司などにどんどんアピールして、
実績を作っていく人のことです。しかも小さな改善に対するアイデアとかではなく、
売り上げを左右するほどの意見をを出して、おまけに結果まで出せる人のことで、

はたまたレイバーとは、ある程度与えられた役職や仕事は全うするけど、基本的に
会社の指示に従って働く人。
※これはいわゆる、会社のコマになって働くという感じです。

私も日本で働いてたときは外資系でも働いていたこともあったし、
こうしたらいい、あぁしたらどうですか?と色々上司に相談したり、結構ほかの人よりは
提案したりしたので自分はブレインワーカーかな?と思っていたのですが、
アメリカで働きだしてからは、自分はレイバーだったんだなと実感しています。

マニュアル通りに仕事を行うべき仕事ももちろんあるのですが、
そういった仕事は今後AIに代用されていくと思います。

指示されたとおりに動いていれば、責任は指示を出した上が取ればいいからという考えになり、精神的にも楽です。

だけど、アメリカでレイバーの仕事をしているとお給料が上がることはありません
お給料がもっと欲しいと思うのであれば、実力をつけてブレインワーカーになる必要があります。

そのためには学校に行くのではなく、経験と実績を積むことが大事だと上司に教えられました。

日本人は管理職でも考えて働いている人は少ない?

日本は失敗したら、「ごめんなさい。辞職します。」という流れが強いですが、
アメリカではその犯した失敗を償ってから次のステップを考えてという場合が多いです。

やめたらそこで終わってしまう。それで問題が解決したことにはならない。
だから、きちんと後始末をして、そのあとまだ会社に残って信頼を取り戻していくのか、
他の場所で一から再出発するのかといった感じで、簡単に謝れば終わり、やめれば終わりとは
なりません。

わ~これはなかなかヘビーですよね。
まぁおっしゃる通りなんですが、やはり辞任という逃げ道があると人間そちらの方が
優しい感じがするし、それで許して~という気になりますよね。
なので日本の方が労働環境という面では守られてる気はしますね。

なかなか追い込んでくるアメリカ。

でもこれが実力主義であり、成功すればアメリカンドリームを叶えられる可能性がある
生き方なんですよね。


こないだ会社で雑談をしているときに、
今後御社どういう展開をしていきたいの?と聞いてもスパッとこたえられる人はごくわずかで、
話はするけど、結論が出てこない日本人の管理職の人はほかの国の人よりも多い気がするという話になりました。

これは日本人特有の、イエス、ノーをその場で言わないスタイルです。その場の空気を乱さないので、
良いことでもあるのですが、海外とのビジネスにおいては非常にわかりにくい場合もあるようです。

意見がすぐに言えないジャパン。。。これはこれから先日本人あるあるの問題にはなりそうですよねぇ。
教育を変えれば変わるのか、それとも意見を世界に対して言うのではなく、
海外からその技術が欲しいと思ってもらえる存在になるのが良いのか。。。

日本という国自体も今後どんなふうに海外と渡り歩いていきたいかを考える時期は来ているようですねぇ。
これだけグローバルな世の中なので、完全鎖国だけでは生きていけないので、
海外と対等に歩いていける日本人なりのやり方を見つけていかねばならないとすごく感じます。

まとめ

長くなりましたが、もし今後アメリカや外資系企業にチャレンジしたいと思っている方は、
ブレインワーカーとなって、収入もどんどん右肩上がりな働き方を身につけて、
自分の努力がお金で報われるという体験をしてみたいのか、指示通りのことを完璧にこなす
レイバーとなってお給料はある程度でよくて、プライベートを充実させて主義なのか、
どちらをメインで働きたいかを一度考えてみてもよいと思います。

日本の外資系企業だと、やはり働いている人も日本人が多いだけに日本人社会が多く取り込まれる形になります。
アメリカに住んでアメリカ系企業で働くと、日本人はもとよりアジア人も少なくなるので、
これまで自分が持っていた価値観と全然違う考え方を聞く機会が増え、それはそれでかなり勉強になります。

こういった環境も楽しんで、自分も実力をつけてブレインワーカーとなって働きたいなぁと思う今日この頃でした。





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