災害やコロナのように社会的打撃を受ける問題を受けたときに、
会社がどんな対応をするかで、会社が社員一人一人を
大事に思っているかどうかがわかります。
基本的には社員の命を守ることを一番に考える会社で
働きたいものです。
この記事を読んで、当てはまると思う方、
今自分が会社の災害対策や危機管理が甘いと感じる方は、
転職するなり提案するなりよく考えたほうがいいです。
ではどうやって見分ければよいのか、見ていきましょう!
目次
✔もくじ
- 従業員を大事にしている会社か確認する方法
- 大事にされていないと感じたときにすべき行動
- まとめ
1、従業員を大事にしている会社か確認する方法
これは今後社員を抱えて企業をしようとしている人にも
いえることですが、社員は代わりの利く釘でもネジでもありません。
社員それぞれに家族がいて、家族にとっては、
その人の存在がかけがえのないものです。
命を安く考えてはいけません。
すべては生きていてこそ!の仕事であり、人生です!
では、会社が自分のことを大事にしてるかどうか、
会社としての危機管理能力がどれほどなのかを
下記の方法で確認してみましょう!
・台風などの警報が出ているときの会社の対応
・コロナが蔓延しているときの会社の対応
・外回りや現場で働く人は熱中症が多発しているときの会社の対応
・防犯対策
・体調を崩したり身内に何かあった時の会社の対応
・会社に1人1人の防犯グッズがあるか。
この中に、「うちの会社は大丈夫!何の疑問も落ち度もない!」と
言えるものがない場合は要注意です。
台風などの警報が出ているときの会社の対応
基本的には、会社規定として出勤体制や、勤怠に関するルールを
災害時の対応として作るべきです。
警報のレベルや、台風が明日の昼過ぎから近づいてる、
昼から公共機関の運航停止などの情報が入って来ても、
おかまいなしで業務を続けるような会社はダメです。
どのレベルになればマネージャー以下は帰宅など
きっちり決めておくべきです。
もちろんルールだけでなく、臨機応変に対応できるのが大事です。
無事に出社して家に帰すまでの責任が
会社にはあるので、それを見越したうえでの判断が必要です。
台風などは速度や進路など早めに知ることができるので、
対策が練れませすので、それでも早めの判断で
帰宅をさせないなどはもってのほかです。
どうしてもその日中にやらなければならないことがあるなら、
社長もしくはマネージャーが残って他は帰すべきです。
業務によっても対応が難しい場合もあるとは思いますが、
上が決めて、そこから伝達して、みんなが準備を整えて岐路に着くまでには
時間がかかるので、早め早めの判断が必要です。
結果何事もなければそれでよしなのです。
9月など台風続きでしょっちゅう警報が出て、
仕事にならないときもあるかもしれません。
それならば、リモートでもできる体制を整えるべきなのです。
飲食店など個人事業主に多いですが、
みんなが休んでいるから、むしろ今お店を開けば
一人勝ちできるなんて思っているオーナーの下で
働くのは本当にやめたほうがいいですよ。
危ないから自分一人が残ってやるならまだしも、
従業員を巻き込もうとするオーナーは本当にダメです。
コロナが蔓延しているときの会社の対応
コロナ禍でも、普通に出勤しろと言ってくる会社はダメです。
リスクや感染が広がる可能性を考えると、
会社に来てもらわないほうがいいのです。
そこまでリスクを抱えて出勤する必要があるのか、
またそうまでして出勤しないと仕事ができないのか。
会社はよく考えるべきです。
お給料払ってるんだから出勤しろというのはおかしいのです。
外回りや現場で働く人は熱中症が多発しているときの会社の対応
2019年は本当に猛暑で暑かったですよね。
熱中症で死者もかなり出ました。
外回りや工事現場など一日中外に出ている人には
とってもリスクの高い状態になっていましたよね。
そんなときの会社の対応はどうでしたか?
それでもお得意様の所へネクタイを締めて、
ジャケットを着るように伝えていましたか?
最低でも水分補給や保冷材の支給はありましたか?
ぶっちゃけ飲料水と保冷剤を1つ配っただけで
満足されていたら困ります。
そんなことは当たり前。
前提でさらになにか対策をしてほしいものです。
現場なら、救護室を提供する、
扇風機付きの服の支給など。
経費はかかってしまうかもしれませんが、
まず働く従業員を守ることに全力となるべきです。
防犯対策
これは日本ではそこまで必要ないかもしれませんが、
海外ではひったくりや強盗などが頻繁に起きています。
日本でも銀行の入金などは注意するべきですよね。
深夜営業をしている飲食店でも、
1人で店に残るようなことはしない、
深夜に一人で歩いて家に帰ることのないようにする。
タクシー代の支給や、店の近くでの住居提供など。
強盗やひったくりをされる可能性のある金額を
運ぶときは2人以上で運ぶ。
会社としては売上金の管理方法など、狙われたり、
従業員の身に危険が及ぶことのないようにすべきです。
毎日同じ時間に一人で残っていると、
狙われる確率もあがります。
最低でも2人いればなんかなる場合も
多いので、人件費節約で1人を早めに返すなんて
そんなことをしているようではだめです。
体調を崩したり身内に何かあった時の会社の対応
体調が悪いときや、身内の不幸があった場合など、
本人がいなければ全く仕事が回らないような
状況にしている会社はダメです。
誰でも代わりができるような仕事の仕方にするべきと
いっているわけではありません。
たとえマネージャーでも、本人もしくは
本人の家族の一大事の時は、
まずは家族を第一に考えてといってくれる
快く休めるような配慮ができる環境作りは大事です。
会社に1人1人の災害グッズがあるか。
これはおそらく消防法?か何かの規定にあるんじゃないかと思いますが、
防犯グッズとして人数分の食料や水、ヘルメットなどは
会社が用意しなければならないと思います。
これだけ災害が多発していると、出勤中に何かが起きても
おかしくはありません。
そんな時に人数分の護防災用グッズがないのは
考えられません。
きちんと自分の分があるかを確認しておきましょう。
2、大事にされていないと感じたときにすべき行動
上記に当てはまることをきちんと実践できているのは、
ホワイト企業といわれる大企業だけかもしれませんね。
会社も慈善事業をしているわけではないので、
なんでもかんでも社員を守るために売り上げや
経費を無視して運営するのが当たり前とは思っていません。
だけど、その数時間、数日で売り上げが大幅に変わって、
やっていけないくらいになるなら、
そもそもその災害が原因でなくても経営危機ですよね?
零細企業や個人事業主は、災害だろうが働かなくてはならない、
家賃を稼ぐためには必死で、余裕がないことも承知です。
だけど、従業員を大事にしていれば、
会社が危機に直面した時でも、会社のために頑張らなくては!と思っている人を
育てることができます。
大事にされているのがわかっていると、
人はその人に愛情を感じるものです。
自分にできることを最大限してあげたいと思うのです。
みんなが気持ちよく働ける職場になるために、
事業主、社長さんも気を利かせて環境を整えることが
仕事だと思います。
その環境あってこそ、愛社心だの、
会社が困っているときは自分も助けようと思うものなので、
それなしに会社のために働きたいと思う人はいません。
お金さえもらえてればなんて思って、
一緒に働くのはさみしくありませんか?
お金がもらえなくなったら、そんな会社捨て去って
他にいいところがあったら去ってしまいますよ。
会社はお金を産むところかもしれませんが、
人間を育てる場所でもあってほしいと思います。
この記事を読んでいるあなたが社長もしくは
事業主であるなら、これらの対策をきちんと練れているかを
今一度確認してみてください。
もしあなたが、ここまでの内容を呼んで、
何一つ会社は自分に対して貢献せず、
何の対策もされていないと感じるのであれば、
とっとと他の良い企業を探しましょう。
売り上げよりも、仕事内容よりも、
こういうところがきちんとしているかを確認して、
次の転職に向けて動き出しましょう!
もしあなたがただの代わりの利く労働者だと会社が
思っているのであれば、未練もないはずです。
コロナだけでなく、今後どんな事態が起こるか
全く予測できなくなりました。
お給料の高いところにいても、ある日突然クビを
宣告されることもあります。
定年まで同じ会社で働くことも難しくなってきました。
なので、そんな遠い先のことまで考えて
安定を求めて働くのではなく、
いざというときに自分の身を一番に考えてくれるところを
今から水面下で探して動きましょう。
コロナがきっかけでリモートワークも当たり前になっていきます。
長い目で見たらそういった取り組みをいち早くやっている会社は
これから伸びしろがあると思いますよ!
業務内容と、給料体制よりも次の転職活動では、
この辺りをメインにして探してみるのもよいですよ!
3、まとめ
いかがでしたか?
今までとは違う角度から見る自分の会社。
そして危機管理能力のない会社はおさらばして、
どんな状況でもお金を産んで、体制を作ってくれる
会社に期待しましょう!