向いてないなんて言われると、やる気をそいでしまうかもしれませんが、
決して移住をやめた方がいいですよと言ってるわけではなく、これらのことをふまえて、
対策を練ってぜひ移住をさせてほしいとの思いから書いています。
強い心をもって、夢実現のためにどう対処すべきか、またいくつの問題を
軽く乗り越えられるかをチェックしてみてくださいね。
※$1=¥140で計算
目次
経済的な安定を求める人
ロサンゼルスは高い生活費と競争の激しい仕事市場が特徴
ロスは高い生活費が特徴であり、ニューヨークに次ぐ物価の高さとなっております。
住宅、食品、交通などの費用が他の地域よりも高くなることがあります。
住宅に関しては家賃最低でも$2000(¥280,000)~、食品もオーガニックを取り扱うスーパーもありますが、
健康に気を遣いたい場合は、もっと高くなる傾向があります。
たいしたものを買っていない(バナナと砂糖、油、牛乳、卵くらい)のに、会計が$30(¥4,200)
を越えているなんてこともザラです。
コストコで1週間分の買い物に行くと、会計が余裕で$150(¥21,000)を越えます。
日本でどの程度の暮らしをしていたかによって、感覚は異なるかと思いますが、
コンビニでは極力買わず、近所の安いスーパーや業務スーパーでやりくりしていた方からしたら、
仰天の価格になると思います。
ガソリン代も今は少し落ち着いてきましたが、今¥200/ℓくらい?
去年は一時¥250/ℓを越えていたこともありました。。
車社会のロサンゼルスで車にかかる費用は必須となるかもしれませんね。
※ちなみに我が家は車購入検討中ですが、まだ購入には至っておりません。
車なし生活を2年弱続けております。。。
経済的な安定や高収入を求める人には向かないかもしれません。
コロナ後からのロスから移住したためその前はわかりませんが、コロナバブルを終えて、
すべての物価は高騰、給料据え置き、家賃の上昇、それでいて、
ITの花形が集まるシリコンバレーの銀行も倒産などと、経済的に色々不安定です。
アメリカの場合は「お前、明日からもういらない。」なんてこともよくある話ですので、
(もちろん不当な場合は裁判ができます。)明日は我が身な状況がいつまでも付きまとってきます。
高収入を得るにはよほど高い技術があるか、医者、弁護士でないと、
余裕を持った生活はできません。
多くの人はダブルワークや、夫婦共働きで、節約生活を強いられています。
外食も高いためにたまにしかできません。
私たちはまだ子どもがいないのですが、お子さんがいらっしゃる場合には、
これに追加で保育料、ベビーシッター代などと追加費用がかかってきます。
家賃も高いですが、家を購入するとなると1億円を下る物件はほぼないですし、
日本のように、マイホームをゲットするのは遠い遠い夢のお話です。
それゆえ、マイホーム購入、安定した収入、安定した生活を
ロスでするには、かなりハードルが高いかもしれません。
少なくとも年収2000万円($140,000)以上なければ、難しいかと。。。
とはいえ、誰もが2000万以上の生活をしているのかというと、
実際はそうでもなく、いーいー言いながらもなんとか暮らしていますので、
人は人!と思えるなら乗り越えられます!
高いストレス耐性が必要な人
ロサンゼルスは大都市であり、交通渋滞や混雑した環境が日常的に起こります。
ロスのストレスの一つに、渋滞があります。
この渋滞は本当にえぐいんですよ~
こちらの人は感覚的に1時間の運転はすぐそこ!のイメージです。
通勤ラッシュは朝6時から始まっており、帰宅ラッシュは子供の送り迎えの14時ごろから始まります。
おまけに運転の荒いロサンゼルスで事故はしょっちゅう起きていますので、
事故が起きたら普段40分で帰れる距離が3時間なんてことも。
ただ、車なしで公共機関のみの通勤はなかなか難しく、
来るまで30分の距離が1時間40分くらいかかったりするので、どちらにしても通勤ストレスは
ありますよねぇ。。。
この渋滞の何が不安って、日本みたいにサービスエリアやコンビニがないから、
トイレが何より心配。。。
ストレスに強くない人は、この環境に適応するのが難しいかもしれません。
これは海外経験がある方はみんな同じかもしれませんが、
まず何事もうまくいきません。書類一つにしてもなかなか届かないし、
提出したものが届いていない、注文したアマゾンさえ届いていない。こんなことはしょっちゅうです。
思うようにいかないのが当たり前と思えないと、ストレス多めになりますが、
それもこんなもんなんだなと思って過ごせるのであれば、何の問題もありません。
そもそも日本がすごすぎるので、日本基準では来ないのが賢明です!
孤独を感じやすい人
ロスと一言で言っても、広範囲に及びます。
たいていは、同じ民族の人たちが固まって住んでいます。
タイタウン、コリアンタウン、チャイナタウン、メキシコメキメキタウンなど、
いろんな国のスーパーや文化的なお店が集まったエリアもありますし、
こっから先に行くと、メキシコの方が多いな。ここは中国の方が多いななどと、
街によってなんとなく住み分けができています。
長期的に住む場合は、同じような環境・感覚で生活できるので、
安心して住むことができますが、もしメキシコの方が多いエリアに住んだ場合、
ベースの言語はスペイン語で、周りに入っていきにくい場合があります。
やはり同一民族で生活したり、コミュニケーションをとる方が楽なこともあり、
そんなときは輪の中に入れず孤独を感じる場合があります。
あと、やはり今の時代ネットや携帯があるので、誰とも話さずに過ごそうと思えば、
日本以上に一人だけで生活できてしまうので、
ある程度外に出る機会がないちお、友達ができないまま1~2年なんてことにもなります。
せっかくなら、いろんな人に自分から話しかけて仲良くなって、
世間話などしながら情報収集できるとよいですよね。
家族や親族と離れられない人
ロスと日本では飛行機で10時間くらいかかります。当たり前の話ですが、
身内に何かあっても最低10時間以上はかかってしまいます。
これは海外に行く人な誰もがしなければならない覚悟にはなります。
親が若くて健康なうちは、あまり問題視されませんが、
自分も年齢を重ねていくうちに親のことが心配になってきますよね。
何かあってもすぐにはいけない。これはこんなに便利な今の時代でもどうにもならないことですが、
これがどうしてもできない場合は、移住は検討した方が良いですねぇ。
家族みんな仲良く暮らせるのであればそれが一番なので、これで決断が揺らぐなら、
一番後悔しないのはどっちなのかをよく考えてくださいね!
自然環境や四季の変化を重視する人
ロサンゼルスの気候は一年を通じて温暖といわれていますが、意外と寒いです。
天候は、思っているよりも不安定で、朝晩の温度差も15度くらいあるので、
日中は半そででも、日が落ちるとトレーナーが必要なことがほとんどです。
この温度差になれないために、最初のころはよく体調を崩しました。
今となっては、ウルトラライトダウンさえ持っていればこっちのもんなので、
温度差は怖くなくなりました。
自然の美しさや四季の変化を重視する人にとっては、ロサンゼルスの環境は物足りないかもしれません。
1日のうちでサーフィンとスノーボードが同時にできるのは
世界でロサンゼルスだけなんて言われていますが、
それほど気温差があって、寒くもあるということです!
海も基本ロサンゼルスに流れているのは寒流なので、ハワイのように、
あったか~いという水温ではありません。
また、スノーボードができるくらいなので、山もありますが、
日本のようにに紅葉しません。
基本茶色か緑色。
桜や新緑、四季の移り変わりを体感したい方には、
オールシーズンほぼ同じような景色に飽きてしまうかもしれません。
それでもハイキングやサーフィン、スノーボードもできるので、
見た目ではなく、アクティビティの内容に関してはまるところがあれば、
景観といった見た目はあまり関係なくなります。
日本の文化や食に強い愛着を持つ人
ロサンゼルスには日本人コミュニティや日本食レストランはありますが、日本の文化や食に完全に浸ることは難しいかもしれません。
マルカイ、ニジヤ、ミツワ、TOKYOセントラルなど、日系のスーパーはたくさんありますが、
基本的に日本よりは高いです。
お金を出せば解決するので、どうしても食べたくなって、ホームシックになったら
これらのスーパーに行って、気を紛らわせるのが良いでしょう。
でも毎日コンビニのからあげくんが食べたい、日本のケーキが食べたい。
などと思うのであれば、それはロサンゼルスで実現するのは難しいです。
味覚は3日で変わるというので、まずはロサンゼルスの食べ物に慣れ、
我慢できない時は日本食で癒す。それでも耐えられなければ、海外移住は向いてないかもしれません。
案外食に関しては、日本ほど低価格でおいしいものが食べられる環境は世界どこを探してもないので、
これもあきらめるしかなさそうですね~。
日本の文化や食に強い愛着を持つ人にとっては、ロサンゼルス移住は日本との距離を感じさせるかもしれません。
コンビニ、自動販売機、夜中に出歩く、居酒屋、電車通勤など、日本のあたりまえは、
ロスにはありません。
居酒屋さんはあるにはありますが、日本のようにいっぱいひかっけて帰る。といったことは
できません。基本車ですし、どこに行くにも遠いので、お酒飲むならウーバーになります。
日のように気軽に公共機関でどこへでも、時間も気にせず暮らせる場所はロスにはありません。
夜は治安面で基本的に一人で外出はできませんので、夜一人で家で時間をつぶせない人も、
これまた苦痛になるかもしれません。
とはいえ、お友達を作って、おしゃべりをしにいくことは可能ですので、
近所にお友達を作ることでこちらの問題は解決できますね!
安定した生活環境を求める人
YouTubeでもさんざんロスは治安が悪いとたたかれていますが、実際そうです。
住んでても感じます。
私が住んでいるところはまだ治安が良い方ですが、それでも放火や、飲酒運転、
発砲事件など聞かないわけではありません。
また、去年はありませんでしたが、山火事問題も昨今のロスの頭を痛めている問題です。
治安と、災害、また飲酒運転などの人災含めて、毎日何かしら起こっているので、
それを楽しめる方でないと、ストレスを感じてしまいます。
とはいえ、日本にいてもいつどこでなにが起こるかわからないので、
(発生率は日本よりもはるかに高いですが。。。)
自分の人生、好きなところで生活するのが一番です!
文化的な多様性を重視しない人
ロスはLGBTにもフレンドリーな街です。
街中で結構いろんな方を見かけますが、どんな人でも、毎日元気に楽しく生きてる。
薬や、闇商売に手を付けて、表を向いて歩けないことをしていないなら、
何をしてたっていいじゃないか。
そんな風に思える方にはロスは楽しい街ですが、
どうしてもいろんな多様性を認められないという方には、理解不能なことが多くて、
それもまたストレスに感じてしまうかもしれません。
自己主張や自己実現を追求しない人
これはニューヨークでも同じですが、目的なしにアメリカに来たらつぶされます。
何のためにここにいるの?という自問自答を繰り返すことになります。
基本的に、やりたいことがある。なりたいものがある。学びたいものがある。
こういった感じで、ここで何かを得るためにロスに来ているんだ!
そういうモチベーションで来ないと、物価も高く、日々生きてるだけでお金が流出。
誰とも友達にならずに孤独と奮闘。
これではなんのためにここにいるのかわからない。
とアイデンティティークライシスに陥りやすくなってしまいます。
夢があってもお金の問題や、上には上がいる問題、やりたくてもチャンスがやってこないなど、
うまくいかないことだらけで挫折しまくりなのに、夢がなければ、そこまでしている価値とは。。。
となるだけです。
せっかく大金はたいて、ロスに来るなら目的を持ってきた方が良いでしょう!
変化や挑戦を避ける人
ロスへの移住は新たな環境や挑戦を意味します。
先述したように、変化や挑戦を受け入れられない方は、メンタル的につらい状況が増えてしまいます。
毎日そんなに頑張ってられないと思ってしまうかもしれませんが、
アウェイな環境で、やりたいことを成し遂げるために頑張っている人がたくさんいるこの環境で、
自分も頑張れたら、それはすごく自信にもなります。
人生のうちでこのチャンスをもらうことができるのは限られた人だけです。
ビザ、永住権、市民権、いろんなステイタスでアメリカに滞在することはできますが、
ワーホリがあるわけでもなく、自分の家族の病気で看病が必要など、
誰でも行きたいときにいたいだけいられません。
そんなチャンスをもしもらうことができたなら、スペシャル切符をもらったと思って、
その期間だけでも頑張ってみる価値はあります!
ロサンゼルス移住に向いていない人のまとめ
やる気をそいでしまったかもしれませんが、海外でがんばるということは、
多かれ少なかれ楽しいことだけではなく、つらいこともたくさんあります。
でもそれでも得るものも多く、誰もが体験できるものではありません。
失敗しても日本国籍があれば、快く受け入れてくれる日本という国の受け皿もあります。
この記事を読んで移住計画をやめようと思うのではなく、
こういうところを乗り越えられれば移住もうまくいくんだと思って、
ぜひ夢をかなえてくださいね!