アメリカ生活

【アメリカ在住者向け】チャールズシュワブで日本企業の株に投資する方法|ADRという選択肢

 

窓辺でパソコンに向かう女性の後ろ姿と、画面に表示されたチャート。画像下部に「【アメリカ在住者向け】チャールズシュワブで日本企業の株に投資する方法|ADRという選択肢」

アメリカに住んでいると、「日本の企業に投資したいな」と思っても、そもそもそんなことできるの?
と思いませんか?

日本の証券口座がないと難しそうに見えますが、実は米国の証券口座から、日本企業に投資できる方法があります。
その代表が ADR(米国預託証券) です。

今日のお話は、日本の株をアメリカの証券会社を通じて買うってできるのか、
そしてできるならどうやって買うのが良いのかと書いていきたいと思います!

※この記事は個人の体験、経験をもとにしていて、投資助言ではありません。
筆者は一切の責任を負いませんので、投資は自己責任で行ってくださいませ。


■ どんな感じで買うの?

結論、チャールズシュワブで日本の株(もどき)を買うことは可能です!

 

もう少しちゃんと言うと、
チャールズシュワブの通常の証券口座では、米国市場で取り扱いのあるADRやOTC銘柄を検索して購入できる場合があります。
ただし、口座の種類や銘柄によって取り扱い状況は異なるため、事前確認が必要です。

つまり、買えるんだけど、日本の株そのものを買うのではなくて、少し形を変えたものを買うという感じです。

 

たとえば購入できるのは、以下のような銘柄です。(2026年4月現在)

  • ソニー:SONY
  • トヨタ:TM
  • ホンダ:HMC
  • 三菱UFJ:MUFG
  • 任天堂:NTDOY

これらはチャールズシュワブのTradeの検索窓に会社名やティッカーを入力すると候補が表示され、
取引可能な銘柄であればそのまま購入できます。

ただし
👉 表示されたからといってすべてが同じ種類の株式ではなく、ADR・普通株・OTCなど形態が異なる場合があります!
株と一言で言ってもいろんな種類があるのです!

たとえば👉
ティッカーコード SONY は、ソニーの「株もどき」のようなもので、米国市場でそのままドル建てで買える証券です。
ただし、日本の普通株そのものではなく、米国市場で売買される別の証券だと理解しておくと安心です。

「もどき」と聞くと偽物っぽく感じますが、ADRはソニー株をもとに作られた証券なので、値動きは本家の株価にかなり近くなることが多いです。

下記画面がチャールズシュワブの購入画面で、"SONY"と入力するだけで、購入できます!

“SONY” は XADF、”TM” は ARCX といったように、銘柄ごとに取引される市場は異なります。
ただ、まずは OTC かどうかを確認するのが大事で、OTC でなければ、細かい市場名はそこまで気にしすぎなくても大丈夫です!

Charles SchwabでソニーADR(SONY)の株を検索し注文する取引画面のスクリーンショット

海外から日本株(ソニー)に投資する際の銘柄検索と注文画面

 

NTDOY は、任天堂株をもとにしたADRで、米国のOTC市場で取引される証券です。

下記購入画面で、"XOTC"となっていますね。(黄色の線のところです)
これはOTCという種類なんだなということがわかります!OTCの説明は下記に続きます。

 

任天堂ADR(NTDOY)の価格表示とOTC市場表記を示した株取引画面

ADR株に表示される「OTC」の表記と価格の見方

 


NTDOYとなっているため、"Y"がついてるとOTCなの?と思いがちですが、
「Yが付く銘柄は必ずOTC」とは限らないため、ほしい銘柄が出たときは、ここになんと書いてあるのかを確認してみてくださいね!
似た会社名でも、表示のされ方や市場が違うことがあります。

でもとりあえず買ってみたいと思って、ティッカーコードを入れて、黄色い部分が"OTC"と書いてあれば、
ちょっと立ち止まってみたらよいと思います!

「これはOTCなんだな」と!

 

■ ADRってなに?

日本企業(トヨタ、ソニーなど)の株式が日本の株式市場から預託銀行へ渡り、そこで発行されたADR(米国預託証券)が、アメリカの投資家によって米ドルで取引されるまでの流れを示したフローチャートの図解。

ADR(米国預託証券)の仕組み:米国市場で日本株をドル建て取引する流れ

※この図はイメージです。

ADRは、日本株そのものを直接買うのではなく、
👉 日本企業の株をもとにして、米国で売買できるようにした証券です。

もう少しシンプルに言うと、

👉 アメリカの証券口座から、日本企業に投資しやすくする仕組み

と考えると分かりやすいです。


 


■ OTCとは?

OTC(店頭市場)と証券取引所での取引の違い、およびADR(米国預託証券)がOTCで取引される仕組み(任天堂などの具体例を含む)を比較したインフォグラフィック。

OTC(店頭取引)とADR(米国預託証券)の仕組みと投資の注意点

※画像は少し複雑ですが、イメージです。

かんたんに言うと、

👉 OTC(Over The Counter)とはニューヨーク証券取引所(NYSE)のような大きな市場ではなく、
別の場所で取引されるイメージ
です。

 

たとえば、任天堂のNTDOYのように、

👉 ADRの中には、このOTCで取引されるものもあります。

■ 取引所上場との違い

ざっくり言うと、取引所で売買されるものとOTCで売買されるものでは、売買のしやすさが少し違います。

 

■ 取引所上場の銘柄

👉 売買が活発
👉 値段がつきやすい

→ 比較的スムーズに売買しやすい

 

■ OTCの銘柄

👉 銘柄によっては取引量が少ない
👉 売りたいときに思った価格で売れないことがある

 

そのため、OTCの銘柄を見るときは👇

👉 取引量(どれくらい売買されているか)
👉 買値と売値の差(スプレッド)

このあたりを少し確認しておくと安心です。

 

※ただし、

👉 OTCだから必ず悪いというわけではありません。
有名企業のADRがOTCで取引されていることもあります。

 

■ 投資する際に気を付けたいこと

OTCの銘柄では、

👉 ADRの管理手数料とは別に、追加の手数料がかかる場合があります。

また、

👉 取引量が少ないと
・すぐに売れない
・少し不利な価格になる

といったことも起こる可能性があります。

 

このため、

👉 短期売買をする人ほど影響を受けやすく、
長期で持つ場合はそこまで気にならないこともあります。

👉 OTCはダメというより、「確認ポイントが少し増える」イメージです。

手数料や売買のしやすさが気になる方は、
👉 購入前に一度チェックしておくと安心です。

 

■ 手数料はどうなるの?

ADRには、銘柄によって
👉 管理手数料がかかることがあります。
(数セント〜数ドル程度のものもあれば、数ドル台になるものもあります。)

金額は銘柄ごとに違うため、
👉少額で投資する場合は、投資額に対して手数料が目立って見えることがあり、
「思ったよりコストがかかる」と感じることもあります。

投資額が大きくなると、その手数料も無視しにくくなります。

だけど、基本的に

👉 少額投資の場合は、細かく完璧に比較しすぎなくてもOK

「多少コストはかかるもの」と考えて、日本株もどきを持ってみたいと思ったら、
👉 まずは始めてみることを優先するのも一つの考え方です。

 

 

 

■ 「Y」が付く銘柄は?

任天堂の NTDOY のように、末尾に「Y」が付く銘柄を見かけることがあります。

これは、米国市場ではOTC市場で取引されるADRの一種であることが多いです。

ただし、

👉 「Y=必ずOTC」という単純なルールではないため、それぞれ個別に確認してくださいね!


■ どの日本企業でも買えるの?

ここはかなり重要なポイントです。

👉 ADRがあるのは日本企業の一部のみです。

そのため、

👉 「日本の企業ならすべてSchwabで買える」というわけではありません。

つまりADRは、

👉 便利だが万能ではない仕組みという理解がちょうど良いです。

だけど有名どころは割と買えるので、買ってみたいと思ったらまずは調べてみるとよいですよ!
それか先ほど挙げた有名どころのリストから選んでみるのも1つです!


■ まとめ

  • アメリカ在住でも日本企業に投資する方法はある
  • その代表が ADR(米国預託証券)
  • Schwabの通常口座で取引できる場合がある
  • ただしすべての日本企業が対象ではない
  • 手数料は銘柄ごとに異なるため事前確認が必要
  • 為替コストとの比較で有利不利は変わる

ADRは便利だが万能ではない

そんなこんなで私もADRの株を一部持っているのですが、
なんだかややこしいので、買ったときよりも少しでも上がったら、すべて売るつもりです!
アメリカ株を買うほうがわかりやすいなと。。。

-アメリカ生活,