ロサンゼルス

アメリカで事故に遭った時の対処法

前書き

海外滞在中に事故なんて絶対遭いたくないものですが、まだまだ飲酒運転も多いこの国、
かつ車社会の国なので、事故が多発しているのが現状です。

基本的には一生のうちに一度あるかないかのことですが、万が一事故に遭ってしまった場合に
慌てないためにもさらっと読んでいただけると嬉しいです。

前提:生死にかかわる場合は命の究明に尽力してください!

1.とりあえず警察を呼ぶ

これは日本でも同じですが、万が一事故に遭ってしまったら、
911をして警察を呼びましょう。
どんな小さな事故でも、大丈夫と自己判断せず、警察を呼びましょう。
あとあともめないためにもそこは焦らずに冷静になって、911です。

ポイント

それと、思っている以上に大げさなふりをしていたがったりすることも大事です。
アメリカはアピールの国なので、言ったもん勝ちです。
なかなか日本人はとっさにできませんが、痛くなくても痛いーー!と言っておきましょう。
また「今事故ったところなので、まだわからない。あとから痛くなるかも。」くらいでもよいので、
伝えておきましょう。


警察がどっちが悪いを判断することはありません。
とにかく事故が起こって、このような事態になっているというレポートを書いてもらうのが目的です。

どんな小さな事故でも、レポートがあるとないとでは大違いで、
保険会社からお金をもらうにも、ポリスレポートは必要になります。

また証拠の写真や事故現場などの写真を撮っておくと、後々使えます。
また、警察が来るまでに相手が立ち去ろうとしたら、警察が来るまでちゃんとその場にいなさいよと
伝えてくださいね。


2.相手の免許証と連絡先を交換する。

どちらが悪いかわからない場合でもとりあえず相手の免許証の写メとを撮ることと、連絡先を聞いておきます。
のちのちかけてもつながらない場合などありえますが、相手の免許証を写メしておけば、
住所などもわかるし、警察が相手側の保険会社に連絡を取ったりもできるようです。
電話番号だけでは逃げられてしまう場合があるので、必ず免許証の写真を撮らせてもらいましょう。

3.保険会社からの連絡を待つ

基本的には、事故した蝶k後に相手が話しかけてきても、自分たちだけで解決しようとせずに、
警察が来るまで話さずに待機しておくのがよいです。

「I don't wanna talk to you. Just call polis」のような感じで大丈夫です。

相手側に過失がある場合、今お金を払うからなどの示談になる場合がありますが、
それも含めて警察が来てから話したいといえばOKです。

万が一相手が逃げてしまいそうになったら、車の車種とナンバーだけでも抑えましょう!

 

3.保険会社からの連絡を待つ

ひと段落して警察にポリスレポートを書いてもらったら、あとは相手側の保険会社から
電話がかかってくるのを待つだけです。

保険会社から連絡が来たら、もちろん相手に過失がある場合は、
病院でかかった費用などはもちろん全額でもらえることがほとんどです。

また、先に自分で支払いをしておいて、あとからかかった費用を請求するのがよいのか、
今だいたいこのくらいかかるだろうと自分で計算して、その金額を伝えて示談することもできるようです。
これは保険会社が、今すぐ示談にするか、あとから支払うのとならどちらがよい?
と聞いてくるそうです。


示談にする場合は、かなり高めの金額を言って大丈夫です。
車を当てられたりした場合もいうのはただなので、2万ドルなどでも全然大丈夫です。
もしそれが法外な値段だと保険会社が判断したら値下げてくるからです。
自分がこれなら納得できると思う金額を伝えてみましょう。

将来後遺症が残ったりしたらあとから請求はできないので、多めの請求が妥当です。

4.保険会社からの金額に納得できない場合

もし、保険会社からの金額や相手の態度に納得がいかない場合は、
裁判を起こすことも可能です。


アメリカは裁判大国なので、訴えたりするのはごく普通のことです。

ただし、もちろん弁護士代もかかるし、時間もかかります。
下手したら1年がかりで、最終的には勝てたけど、弁護士費用を支払ったら手元に残ったのは、
ごくわずかだったということもありえるので、どうするのが一番自分が一番納得できるかを
考えたうえで判断することをお勧めします。

 

5.相手側が保険会社に入ってない場合

もし相手が保険会社に入っていなければ、やられ損になってしまいます。
当然相手はその場から逃げようとするだろうし、もしかしたら免許証さえ持っていないかもしれません。

その場合は、まったくお金をもらえない可能性もあるので、
そんなときはとりあえず今払える限りの現金をもらうようにしましょう。
手持ちのお金がない場合は、銀行に行ってお金をおろしてもらうのが一番手堅いと思います。
小切手は書いただけでそのあとお金が入ってなくて引き出せないなどもありそうなので、
できるだけその時お金をもらえそうな条件を伝えてみましょう。

お金をもらうことがすべてではないのですが、相手から何もしてもらえず、
自分は病院に自費で通うなんてことになるのはつらいので、せめてもらえるものはもらいましょう。

ただし、相手が銃を持っていたり、ドラッグをしていたらまともに話はできないと思うので、
その場合は身の安全を第一に考え、どうするのが一番得策なのかをとっさに判断しましょう。


6.相手が悪いけど、自分も交通ルール違反をしていた場合

例えば、相手が車でこちらが自転車だった場合、基本的に大きいものの方が悪くなりますが、
信号のない道路を自転車で斜め横断しているときに車と衝突した場合は、
相手の前方不注意にはなりますが、自転車も無断横断はルール違反となります。
それゆえ、あなたもルール違反としての罰金は取られるかもしれませんが、
それでも相手の保険会社からもらえる金額の方が大きいはずなので、
きちんと事実を警察に伝えれば大丈夫です。


注意

万が一あなたが飲酒運転をしていた場合、
飲酒運転はアメリカ(ロサンゼルス)でもかなり重罪になるので、お酒を飲んだら絶対に運転をしてはいけませんが、
実際日本よりも飲酒運転をしている人はかなり多くいます。
車に衝突されたけど、自分が飲酒していた場合は、飲酒しているのは許されることではありませんので、
その場合は情状酌量の余地はないかもしれません。たぶん、ないです。
つまり、もし飲酒をしているときに相手の過失で事故が起こったとしても、お金はもらえない、自分が傷ついて
お金を払うだけになってしまいます。なので、くれぐれもお酒を飲んだら運転しないようにしましょう。



 

 

7.自分が加害者になってしまった場合

もし予期せぬ事態で自分が事故を起こしてしまった場合は、同じように警察を呼び、
保険会社にも連絡して相手の連絡先を伝えましょう。

起こしてしまったものはしょうがないので、きちんと報告して対処するのが大切です。

まとめ:アメリカで交通事故にあったときの対処法

アメリカでは警察があてにならない場合もありますが、
それでも証拠が大事なので、とりあえず命の確保!次にポリスレポートのために警察を呼ぶべきです。

予期せぬ事態こそ、てんぱってしまってどのように対処したらよいかわからなくなりますが、
やられ損になってしまわぬよう、事前に知っておくことで、役に立てれば幸いです。

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