みなさん、こんにちは!
この記事はもうハワイに住んでいる人向けでかつ、ハワイで働きたい人向けの記事です。
ハワイで働くには市民権がある、永住権がある、または合法的に認められたビザがあるかのどれかになります。
E-2ビザという投資用ビザで会社にスポンサーになってもらう場合は、ほかの会社では働けません。
ただ、E-2配偶者ビザといって、会社からビザをもらっている本人の配偶者の方はどこでも働くことができます。
ハワイに来て働ける状況だけど、どんな仕事をしたらいいかわからないというハワイ在住日本人方のための記事になります。
目次
ハワイに住む日本人の数
・ハワイ総人口:1,420,491人
・ホノルル市の人口:980,080人(内日系人:17.1万人)
・在留日本人:29,907人
(内長期滞在者:9,483人、永住者:20,424人)
・ハワイを訪れる観光客の数:828万2,680人/年
(内日本人観光客:154万5,806人/年)全体の15%を占める
[2020年4月現在 在ホノルル総領事館のハワイ州要覧より抜粋]
上記の表のとおり、ハワイに住んでいる日本人は3万人近くもいます。
それに比べて1年にハワイを訪れる日本人の数は154万人超とかなりの人が毎年ハワイに来られています。芸能人でもハワイ好きな方をよく耳にします。
2020年はコロナの影響で観光客の数はがくんと減るとは思いますが、基本的には日本語も通じるし、
年間を通して気候がよいのでお年寄りや、お子様連れでも楽しめるまだまだ人気の観光地です!
2023年6月現在では日本からの到着が毎日2,000人近くに達しています。全盛期の繁忙期に比べる(8,000人~10,000人/日)と
まだまだですが、7月にはDFSの再開もありますし、夏休みシーズンになるので、もっともっと復活してくると
ハワイの人たちは期待して待っています!
ハワイの失業率~コロナの影響を受けて~
毎年これだけの観光客が見込めるので、やはりメイン産業は観光業になります。それゆえ今のコロナ禍では非常に厳しい状況が続いています。
昨今物価高騰により、島全米本土へ行く若者が増えたために、ハワイの失業率は全米でも低い方でした。(要するに仕事はあるのに働き手がいない。)
しかしこのコロナの影響によって、失業率が全米1位になってしまいました。。。
ちなみにコロナあっただ中であった2021年が過去最高の18.8%、コロナ前の2019年は1.6%でした。
2023年の今は政府が最新を出しているわけではありませんが、2022年の12月で3.7%と、
決して良くはないですが、まーまーの数字ですね。
コロナ終息後2022年ごろからは、街が一気に復活モードになると、今度はどこの店も人手不足に陥りました。
どこも人手不足だから、賃金を上げて人を取ろうということになり、時給も少し上がりましたが、
物価高に伴ってすべての材料費も高騰しているので、人件費も上げると店側がきつい。
だから結局時給をあげられない。という負のスパイラル状態です。
今もその状態は続いているようです。
みんなお金も仕事もないのになんで人手不足になるのー?と思うかもしれませんが、
コロナ中に政府からの支援金などがたくさん出たこともあって
働く気を失ってしまった人が多いのも確か。
日本人はそこまでじゃないけど、ローカルの人たちは
そんな名に頑張らなくてもまた政府が困ったら助けてくれるなんて
思ってしまった人も結構多いのが現実です。
とはいえ、働かないと生きていけないので、
みんなそろそろ動き出すと思うんですけどねぇ。。。
ハワイの日本人の需要が多いお仕事【業種別】
毎年多くの来訪者がいらっしゃいますので、ワイキキでは圧倒的に観光客相手のお仕事の需要が圧倒的に多いです。
日本語が話せるだけで有利なことが多いのも確かです。
観光業といっても、職種は多岐にわたっています。
以下に日本人の需要が高い業種別職種を記載しました。
ホテル関係
ホテルは、年間150万人超を受け入れる母体ともいえます。それゆえ、日本人に人気のホテルではいろんな分野で募集が出ています。
ただ、ホテルの場合は社内で先に募集がかかることが多いので、働きたいと思うホテルがある場合は、どの職種でもよいので入れるときに入ってしまい、あとから業種変更することをおススメします。
旅行業
旅行業も、空港内で完結する仕事から、実際に観光客にツアーを提供するツアーガイドまで幅広い職種があります。
大手旅行会社から個人営業の会社まで個性がありますので、一度面接に行き、会社のカラーと自分がマッチするかを確かめることをおススメします。
お給料に関しては、日系企業よりもローカル企業の方が優遇されています。その分英語力が求められる場合があります。
飲食業
飲食業もどういったタイプのレストランに行くのかで、求められる技術が違います。もちろんそれと同様にチップに大きな差があります。
チップがもらえるレストランで働くなら、日系以外のレストラン一択です。日本人はほんとに入れてくれません。
日本人からするとこの程度のサービスでチップをもらおうとするな!って思ってしまうんですよねー。
なので、最低額のチップしかいれたくなくなりますよねー。あげる側としてはめっちゃ気持ちわかる。
ただ働く側になれば、ちっ!けちけちするなよ!なんて思ってしまいます笑
そのくらいローカルと日系のレストランのチップのもらえる金額が違います!
あと、チップは本当に収入が化けるのでありがたい制度ではありますが、逆に稼げる週末にシフトに入れるように頑張る必要はあります。
あと、チップをどのように配分してるかもちゃんと調べてから働きましょう。
あるところは全員で山分け(これなら頑張っても頑張らなくてももらえる)、
別のところは担当したテーブルは総取りできる。どういう形でチップをもらえるかによっても収入が大きく変わるので、
そこもちゃんと調べてから働きましょうねー!
基本的に座って食べるレストランでは、食事代の20%程度がチップとなります。
テイクアウトは、座っている方にサービスを提供するわけではないので、基本的にチップは、心づけにもらえる程度です。
それゆえ単価が高いレストランはそれなりにチップがもらえます。
またスポーツバーなどでは、試合に勝ったりすると店自体が盛り上がり、多めにチップを入れてくれたりすることがあります。(一晩で$300くらい稼げるときもあるとか。)
ブライダル業界
ブライダル業界は時期により繁忙期とそうでないときの差が激しいので、フリーランスとして働く場合は特に、年間を通しての収入は少し不安定かもしれません。
母体が大きな会社で働く場合は、ウェディングシーズンでなくても打ち合わせなどすることが多いので給料を安定してもらえる可能性が高いです。
人生の一番大切ともいえる記念すべき日をお手伝いすることで、得られる感動ややりがいは計り知れません。
ただしその分失敗が許されないお仕事でもあるので、プレッシャーとの闘いでもあります。
ビューティー系
観光と地元を合わせて需要があるのは、エステやマッサージなどのビューティー系です。
こちらは観光客にも、在留の方にも人気の職種です。
マッサージやスパは観光客の方でも需要がありますし、
美容院などは少々高くても思っている髪型にしてほしい人が多いので、需要が高いです。
マッサージや美容系の資格があれば、こちらではチップももらえますし、ある程度勝手がわかっているので、仕事を始めやすいと思います。
また、ハワイ在住の方にはロミロミマッサージの資格取得がローカル価格で取れたりしますので、長い目で見ると持っておいても損はないかも?!
不動産業
こちらは、単なる旅行ではなく投資や物件探し、はたまた移住を考えている方が対象になりますが、需要は多いです。扱う金額が大きいため、母国語で対応してくれる会社があるのはありがたいことです。
不動産関係の仕事をする場合は資格が必要な場合が多いですが、せっかくこちらにいてお金に少し余裕があれば、将来自分が投資目的で物件購入をすることがあるかもしれないので先見の明を養うために資格取得をしてみてもよいかもしれません。
先述した通り、資格取得費用を出してくれる会社もあります。
医療・福祉系
医療に関しても、やはり日本語で説明を受けられるという安心感は絶大です。医療費の高いアメリカだからこそ、しっかりと診察内容や金額を聞きたい方も多いはず。
歯医者さんにしても、耳鼻咽喉科にしても予約受付でさえ日本語でできると安心感がありますよね。ハワイは日系の日本語が話せる先生も多くいらっしゃいます。そういった病院ではネイティブの日本語が話せる人の需要が高いです。
老人ホームも日本語を話すお年寄りお多く入居しておりますので、日本語が話せる方は重宝されます。
教育系
こちらもすでに日本で経験がある方などは、そちらを活かした仕事に就くほうが競争率も給料面でもよいことばかりかもしれません。
特に名門校に就職できた場合、ベネフィットも給料もとても良いです。
プナホウスクールは、元アメリカ大統領のオバマさんが卒業された母校でもあり、学力的にも難関校ですが、就職できるチャンスがある方はぜひ一度トライしてみるとよいと思います!
また、ハワイに親子留学に来ている方は、ハワイのローカルの学校に入れることが多いですが、やはり母国語を忘れてほしくないとの思いから、ネイティブの日本語で教えられる方の募集が多いです。
ベビーシッターも同様で、日本語が話せるだけで親御さんが安心できる部分が多いからか、日本人のお母さんから需要が多いです。
ベビーシッターや家庭教師などは、個人レベルでの募集が多いので、びびなびという掲示板などに掲載されていることが多いです。
物流系
こちらは経験も英語力もある方におすすめです。チップなど、アメリカならではの特別収入はありませんが、裏方としてハワイを支える業務になります。
日系の会社の支店の場合は、日本と変わらない待遇があることが多いですが、ゆえに就業規則も日本寄りの場合が多いです。
男性社会であることと、通うのが少し辺鄙な場所になる場合が多いので、運転が苦にならない方にはよいかと思います。
(ハワイでは基本交通費は出ないか、出てもバスの定期代くらいなので、駐車場やガソリン代などの負担がどのくらいになるかは、働く前に確認しておいた方が良いです。)
ハワイの求人に関しては、こちらの記事にもう少し詳細が書いてあります。
ハワイで英語話せないけど就職する方法
ハワイのお給料事情
(2023年7月現在)
ハワイは家賃が高いです。
ワイキキに住むとなればワンルーム(studio)でも$1200-1700/月くらいはします。
ワイキキを少し離れれば安くなるだろうと思われるかもしれませんが、ハワイの場合値段は変わらず、少し広くなるくらいです。ワンルームが1BEDルームになる程度。
給料を$3500/月 もらっていたとしても家賃が$1700、保険と税金なども引かれると手元にはそんなに残りません。
物価が高いハワイでは一つの仕事では十分な生活ができず、ダブルワークやトリプルワークをしている人も大勢います。
求人案内の時給を見るときの注意点!
ハワイはアメリカなので、チップの習慣がありますが、チップはばかにできません!
日本人観光客が対象のお店だと、チップに慣れてないことが多いので、チップ込みの値段で提供していたりする場合が多いです。
そういったお店は、初めから時給が高めなので飛びつきやすいですが、注意が必要です!
コロナの影響を受けて、2021年には$11/時間にするような動きも出てきているようですが、今のところは$10程度です。
チップの有無は月々の給料にかなり影響してきますので、時給が最低賃金低くても、実際はチップ込みになると時給$25くらい換算になる場合があります。
※特にローカルの方がよくいくレストランや、スポーツバーなどは、チップをかなり多くもらえる場合が多いです。
というか、チップもらえる=時給低めのところが多いです。
そしてその場合、時給低めの所のほうが、実質もらえる金額は多いです。
日本人はチップをくれないとよく言われますが、それほどチップによって自分の収入が変わってしまうので、みんな必死なのです。
日本人からすればこのくらいのサービスはお金払ってるんだから当たり前だろうと思う気持ちもわかりますが、チップが彼らの生活を支えていると思うと、気持ちの良いサービスを受けた場合は、少し多めに払おうかななんて気分にもなります。
もちろん、気分を害するような最低なサービスを受けた場合は、意思表示として、$1やコインを置いていくやり方もあります。全く置かないのは非常識と思われてしまいますので注意が必要です!
ハワイでのお仕事例外編(意外と稼げる)
運転が苦にならない場合は、すぐにでもウーバーやリフトをはじめることをおススメします。
チップも払ってくれる人がいますので、空き時間だけでも今まで働いていたのはなんだったんだというくらいの収入が見込めます。
もちろん、収入が上がると支払う税金も上がりますが、車は経費として認められますし、車がある場合は初期費用がいりませんよね。
夜の運転や、酔っ払い相手をするとめんどくさいこともあると思うので、まずは朝の空港送迎、ライブなどのイベントの時だけでも手始めにやってみることをおススメします。
同様に、ウーバーイーツやドアダッシュなどは食事を運ぶお仕事になりますが、これも好きな時に好きなだけ働けますので、オススメです。
以前に比べるとドライバーの取り分が減ったり、ガソリン高騰ゆえに昔ほどは稼げなくなったそうですが、
それでも人と話す必要もないし、好きな時間に稼げる。
運転が苦でなければサクッと稼げる副業の一つです。
ハワイのお仕事事情まとめ
そんなこんなで、お仕事を始めるにあたってもチップがもらえる業種に就くのか、日本のように事務職をする企業に勤めるのかでお給料も勤務体制も変わってきます。
基本的に観光客相手の職種の場合は、休みはシフト制が多く働く時間も不規則になる場合が多いです。
しかしせっかくハワイで働けるチャンスがあるのであれば、ウーバーまたはチップがもらえる仕事がなんだかんだ稼げますのでオススメしますが、あとは個人の向き不向きもあるのでこれらの情報をもとに検討してください。
お仕事に関する記事はこちらにも記載しておりますので、求人サイトなどで実際に探してみようと思った方はご覧ください。