- ドイツ各地で雰囲気が異なる、冬のクリスマスマーケットの魅力
ドイツの冬といえば、やはりクリスマスマーケット。
今回の旅では、以下の都市のクリスマスマーケットを実際に回りました。
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ケルン
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ブレーメン
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ハンブルグ
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ベルリン
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ミュンヘン
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ドレスデン
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ローテンブルク
同じドイツ国内でも、
雰囲気・規模・価格・混雑具合は驚くほど違います。
この記事では、
「実際に行ってみてどうだったか」
「正直、どこが一番よかったか」
「行く前に知っておきたかったこと」
を、体験ベースでまとめます。
行ってわかった結論|一番良かったのはブレーメンとドレスデン
先に結論から書きます。
一番良かったのは、ブレーメンとドレスデンでした。
理由はとてもシンプルで、
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雰囲気がよい
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規模がちょうどいい
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値段が比較的良心的
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混みすぎていない
という、バランスの良さです。
都市別・クリスマスマーケットの正直レビュー
ケルン|場所によって雰囲気が全く違う
- ケルン大聖堂前のクリスマスマーケット。ゴシック様式の大聖堂と巨大なクリスマスツリーの組み合わせは、夜になると特に幻想的でした。
- ケルン大聖堂前のクリスマスマーケット。規模が大きく、観光客も多い近代的な雰囲気の会場でした。
- 中世の雰囲気が色濃く残るローテンブルクのクリスマスマーケット。小人モチーフの屋根装飾がとても可愛く、街並みとよく調和していました。
- 大聖堂前とは対照的に、少し奥にある小人テーマのクリスマスマーケットは遊び心があり、とても印象に残りました。
ケルンは、マーケットの数が多いのが特徴です。
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大聖堂前:近代的で観光客向け
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少し奥に行ったエリア:
小人(ドワーフ)をテーマにしたマーケットがあり、
とても雰囲気がよく面白かったです。
1か所だけで判断せず、いくつか回るのがおすすめです。
ブレーメン|全体の完成度が高く、一番好きだった
- ブレーメンのクリスマスマーケットは、市庁舎前という立地もあり、観光客と地元の人がほどよく混ざる落ち着いた雰囲気。今回訪れた中で特に居心地がよかった場所です。
ブレーメンは本当に良かったです。
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中世の街並みに自然に溶け込んでいる
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混雑しすぎない
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値段も比較的安い
「これぞドイツのクリスマスマーケット」という雰囲気で、
初めて行く人にもとてもおすすめだと感じました。
ハンブルグ|一番寒かった
- ハンブルグのクリスマスマーケット入口。街全体がライトアップされ、歩くだけでも楽しい雰囲気。
- ハンブルグのクリスマスマーケット入口。通り全体がイルミネーションで彩られ、歩いているだけで楽しい雰囲気でした。
ハンブルグは、今回行った中で一番寒かったです。
マーケット自体は悪くありませんが、
体感温度がかなり低く、長居は少し大変でした。
防寒対策はしっかりした方がよいと感じました。
ベルリン|入場料があり、人が多すぎた
- 入場料2ユーロのベルリンのクリスマスマーケット。演出は豪華でしたが、人が多すぎてゆっくり回るのは難しかったです。
ベルリンでは、
入場料2ユーロを払って入るクリスマスマーケットに行きました。
中には着席できるレストンランがあったりと、ほかのところとはちょっと違う感じでした!
イルミネーションもまぶしいくらいきれいでしたが、
正直な感想としては、
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人が多すぎる
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ゆっくり見る余裕がない
という状態で、
すぐに退散してしまいました。
ベルリンは規模が大きい分、
混雑が苦手な人には少し大変かもしれません。
ミュンヘン|きれいで見やすいが、一番高い
- ミュンヘン中心街の通り沿いに広がるクリスマスマーケット。 屋台が多く、歩きやすくて見やすい一方、他の都市に比べると物価は少し高めに感じました。
- ミュンヘン市庁舎前のクリスマスマーケット。 歴史あるゴシック建築と巨大なクリスマスツリーがライトアップされ、王道で華やかな雰囲気でした。
ミュンヘンのクリスマスマーケットは、
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とてもきれい
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動線がわかりやすい
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観光客向けに整っている
という印象でした。
ただし、値段は一番高かったです。
また、中世をテーマにしたクリスマスマーケットがあり、
そこはマグカップなども中世風で、とても可愛く印象的でした。
- ミュンヘンの中世風クリスマスマーケット。 木造の屋台や装飾が中世の世界観そのままで、マグカップや雰囲気もとても可愛く印象に残りました。
ドレスデン|雰囲気・価格ともにトップクラス
- ドレスデンのクリスマスマーケットは、歴史ある装飾と落ち着いた雰囲気が魅力。
- 観覧車の上から見るドレスデンのクリスマスマーケットは圧巻。人は多いけれど、どこか落ち着く空気感。
- ドレスデンのクリスマスマーケットでは、観覧車やメリーゴーランドなど大人も楽しめるアトラクションが充実。
ドレスデンは、ブレーメンと並んで特に良かった場所です。
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歴史ある雰囲気
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規模が大きすぎない
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値段が比較的安い
観光客も多いですが、
「多すぎて動けない」という感じではなく、
とても楽しめました。
ローテンブルク|街は可愛いが、マーケットは小規模
- ローテンブルクは街そのものが可愛い。マーケットは小規模でも、雰囲気は抜群。
ローテンブルクは、
街そのものがとても可愛いです。
ただし、
クリスマスマーケット自体はかなり小規模でした。
マーケット目的というより、
街歩き+雰囲気を楽しむ場所だと思います。
お金事情|クレジットカードは増えているが現金も必要
事前に「現金が必要」と聞いていたので、
少し多めに用意していました。
実際は、
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クレジットカード対応の店も増えている
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ただし現金のみの店もまだある
という感じです。
結局、50ドル分ほど換金して現金で支払う場面がありました。
👉 少額でよいので、現金は必ず用意しておくのがおすすめです。
トイレ事情|基本は問題なし
多くのクリスマスマーケットでは、
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仮設トイレが設置されている
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無料のところ
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1ユーロ程度かかるところ
があります。
ケルンはかなり並んでいましたが、
他の都市では比較的空いていました。
私はマーケットから歩いて戻れる距離にホテルを取っていたため、
トイレに困ることはありませんでした。
2時間程度で回れることが多いので、
そのくらいなら我慢できると思います。
治安|夜でも一人で問題なし
治安については、
全く危険を感じませんでした。
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夜でも人が多い
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中心地で開催されている
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一人でも問題なし
帰りにスーパーで
サラダや水を買って帰ることもできました。
服装・持ち物の注意点
寒さ対策
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カイロ
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帽子
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マフラー
を持って行きましたが、
私が行った時期はたまたま暖かく、
想像していたほど寒くはありませんでした。
ただし、ハンブルグはかなり寒かったです。
カイロをハンブルグで使ったかなーくらいで、ほかは必要ありませんでした。
※ちなみに私は普段超寒がりで、みんなよりもいつも厚着をしています。
ただ今回は結構がっつり系の上着を持っていたので、カイロは必要ありませんでした。
マフラーの注意
食べ歩きが多いので、
ボリュームのあるマフラーは要注意。
ウインナーのソースや
お菓子の砂糖がつきやすいです。
なので、首まで覆える上着にしてマフラーなしがちょうどよいと思います!
雨・マグカップ対策
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折り畳み傘は必須(今回は1度も雨は降らずでした!)
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可愛いマグカップを見つけると持ち帰りたくなる(グリューワイン祖注いでくれるマグカップは
お金を払うと持って帰れます)
マグカップを持って帰るにしても、飲んだ後のは洗いたくなるので、
私は、
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ウエットティッシュ
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ジップロック
を持参していました。
お酒を飲まずに
マグカップだけ購入すること、飲んだ後に新しいのと交換してもらうことも可能なようですが、
対応は店によって異なります。
営業時間に注意|意外と早く閉まる
多くのクリスマスマーケットは、
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21時前後に閉まる
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週末でも22時まではやっていないことが多い
という印象でした。
あと日曜日は、ドイツはスーパーやdmと呼ばれるドラッグストアなど、
どこも締まっているといいますが、
クリスマスマーケットは営業していました。
ATMがマーケット内にない場合、
銀行は閉まっていることが多いので、
事前に現金を用意しておくのがおすすめです。
まとめ|お気に入りを探すのが一番楽しい
ドイツのクリスマスマーケットは、
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都市ごとにカラーが全く違う
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規模・雰囲気・価格もさまざま
同じ年の同じ時期でも、
こんなに違うのかと驚きました。
メリーゴーランドや観覧車は
大人でも乗れるので、
見つけたらぜひ乗ってみてください。
最古の景色と雰囲気を感じられます!
ぜひ、自分のお気に入りのクリスマスマーケットを
探してみてください。

