- 欠便や遅延が発生すると、ドイツ鉄道ではその場での判断が必要になる
ドイツ旅行といえば、
「鉄道が正確」「時間通り」「安心して移動できる」
そんなイメージを持っている人は多いと思います。
私自身もそう思っていました。
今回のドイツ旅行では、ジャーマンレイルパスの固定9日間・1等席を購入し、
事前に予約できる路線はすべてDB(ドイツ鉄道)で座席指定まで済ませていました。
ところが実際の移動は、
欠便・遅延・ルート変更があり、
予約していたはずの計画が、次々と崩れていきました。
この記事では、
実際にドイツ鉄道を使って移動した体験をもとに、
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座席指定は本当に必要なのか
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欠便したらどうなるのか
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Rail PlannerとDBアプリはどう使うのか
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返金はできるのか
について、正直に書いています。
ジャーマンレイルパス9日間・1等席を選んだ理由
今回利用したのは、
ジャーマンレイルパス(固定9日間)・1等席です。
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長距離移動が多かった
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荷物が大きかった
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できるだけ快適に移動したかった
という理由から、1等席を選びました。
また、ICE(新幹線)区間については、
DBアプリで事前に座席指定も行っていました。
正直、
「これだけ準備しておけば大丈夫だろう」
と思っていました。
座席指定をしていても、欠便になったら意味がなくなる
実際に旅が始まって最初に直面したのが、欠便です。
当日乗ろうと思っていた電車が突然なくなり、
同じ方面に向かう人たちが、別の電車に一斉に流れ込みました。
その結果、
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座席指定は無効
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1等席でも満席
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立っている人が出るほど混雑
という状況に。
電車が予定通り走っている場合にしか、座席指定は意味を持たない
という現実を、この時はっきりと理解しました。
ローテンブルク〜ミュンヘンは普通列車。座席指定は不可
特に大変だったのが、
ローテンブルクからミュンヘンまでの移動です。
この区間はICEではなく、
主にRE(普通列車)での移動となり、座席指定はできません。
さらに、
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予定していた1本目(ICE)が欠便
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乗り継ぎが悪化
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どのルートで行くかを乗りながら電車の中で判断
という状態になりました。
選択肢はいくつもあるものの、
どれがベストかをその場で考え続ける必要があり、
土地勘がないために、どこの駅を利用すると本数が多いのかなどわからず、
かなりドタバタしました。
欠便が出ると「地の利のある人」が圧倒的に有利
欠便が起きたとき、
強いのは明らかに地元の人でした。
彼らは、
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別ルートを瞬時に判断
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次の電車へ迷わず移動
一方で、観光客は
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このまま待つべきか
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途中で乗り換えるべきか
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ニュルンベルクまで行くべきか
などを、その場で考え続けることになります。
車内は人で溢れ、
立っている人もいるほどでした。
DBアプリとRail Plannerは必須。ただし判断は難しい
移動中に役立ったのは、
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DB Navigatorアプリ
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Rail Plannerアプリ
でした。
遅延や欠便はリアルタイムで反映され、
代替ルートも表示されます。
ただし、
情報は出るけれど、判断は自分でする必要がある
という点は覚悟が必要です。
変更が重なると、
「どれに乗るのが正解なのか」
判断がとても難しくなります。
座席指定は本当に必要?私の結論
今回の旅を通して感じた結論は、これです。
基本的に、座席指定は必須ではない。むしろ特に必要ない。
理由は、
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欠便が出ると指定は無意味になる
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クリスマスシーズンでもガラ空きの路線が多かった
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普通列車はそもそも指定できない
ただし、例外もあります。
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フランクフルト発着
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ミュンヘン発着
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ビジネス利用が多い路線
このような区間では、
座席指定をしておくと安心だと思います。
また、
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トイレの近くがいい
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大きなトランクを近くに置きたい
といった明確な希望がある場合も、
座席指定の価値はあります。
通しチケットの落とし穴|返金はほぼ期待できない
ドレスデンからローテンブルクまで、
通しでチケットを予約していました。
予約料金は1回13.80ユーロで、
途中で3回乗り継いでもこの金額です。
ただし問題は、欠便時の返金。
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最初の便が欠便 → 返金の可能性あり
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途中の便が欠便 → 基本的に返金なし
感覚的には、
後半の便は「おまけ」のような扱いに近い印象でした。
さらに、
アプリで購入したチケットは、アプリ経由でメール連絡のみ返金受付。
窓口に行っても、
「アプリで買ったものはここでは追跡できない」
と言われ、対応してもらえませんでした。
ダメもとでも返金依頼をしたい方はこちらのフォームを記入し、
E-mailしてみるとよいです!
返金に関してサイトではこのように記載されています(Google 翻訳してみてください)が、
窓口に行くとE-mailしての一点張りでした。
ジャーマンレイルパスはQRコードが命
ジャーマンレイルパスを使う際に、
最も重要なのが"MY Pass"に表示されるQRコードです。
最初やり方がわからずQRコードを取得していなかったら、
車掌さんが回ってきたときに丁寧にやり方を教えてくれました。
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紙のパスを見せても意味がない
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Rail Plannerでルートを検索
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使うルートを「My Trip」に保存
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「My Pass」にQRコード表示
車掌さんは、このQRコードだけをスキャンします。
一度この流れを理解すれば楽ですが、
最初はかなり戸惑います。
ルートが変更になった場合も、
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新しいルートを検索
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「これに決めた」と思ったら保存
-
QRコードを表示
これだけでOKです。
まとめ|ドイツ鉄道は「変更前提」で使うもの
ドイツ鉄道は、
想像していたほど「正確」ではありませんでした。
むしろ、
欠便や遅延は起きるものとして使う交通手段
だと感じました。
一度慣れてしまえば楽ですが、
最初は情報がないとかなり疲れます。
これからドイツ旅行で鉄道を使う人には、
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アプリを事前に入れておく
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座席指定に期待しすぎない
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ルート変更は当たり前と考える
この3つを、ぜひ覚えておいてほしいです。


