アメリカに長期にわたって滞在するための選択肢の一つに
グリーンカードの抽選に応募するという方法があります。
今日は、グリーンカードの抽選に関して書きたいと思います。
目次
✔もくじ
1、グリーンカード(永住権)の抽選って何?
アメリカのグリーンカード、いわゆる永住権取得する方法の一つとして、
抽選に応募するという方法があります。
アメリカで生活もしくは就職するなら、ビザを発行してもらう必要があります。
Eビザや学生ビザなどたくさんの種類があります。
しかしそれらは、更新の必要があり、永遠に住めるわけではありません。
運よく好きな仕事が見つかり、スポンサーになってくれる人がサポートを
してくれるのであれば、5年10年とアメリカに住むことはできるかもしれません。
ただビザの更新には高い費用が発生しますので、2年や5年ごとにビザの
更新をするのは金銭的にも大変です。
そこでもし永住権が当たったら、更新の必要がありません。
もちろん、スポンサーになってくれる企業が永住権を取得してくれる
場合もありますので、長く働いて信用ができればそういった道も
できるかもしれません。
それでも自力でビザを取得できるとずいぶん楽になります。
そういったことからも、なんとしてでも手に入れたいと
思っている方が多くいらっしゃいます。
そんな方のために、アメリカが打ち出してる政策の一つとして、
応募者の中から無作為に抽出して抽選を行い、
当たった人に永住権をあげるという方法なのです。
この抽選式の応募も、
毎年5万人以上が応募している狭き門ですが、倍率も0.5~1.26と、
その年によっても違いますが、そのくらいの割合で当選者が
出ています。
当たれば人生を変えるチャンスです!
そんな一獲千金の夢を見て何年にもわたって応募されている方もいます!
上記で説明した通り、
宝くじの運試し気分で応募するのではなく、
本当に当たったら行くつもり、
今どうしても永住権が必要とする人が応募すべきで、
本当に当たってしまったら断るつもりの方は
ぜひとも応募を避けていただきたいのです。
とはいえ、応募するときは当たったら行くつもりでみんな
応募するんですよね。
この抽選は広く万民を受け付けてるので、
誰が応募してもいいのです!
ただし、毎年辞退者も多く、あまりに辞退者が多いと、
そんなに枠いらないじゃないということで、当選者の枠を減らされるので、
それだけは避けたい!という感じですね.
2、グリーンカード(永住権)ってどうやって応募するの?
グリーンカード(永住権)の応募自体は無料です。
条件を満たせばだれでも応募できます。
日本人で高校を卒業、もしくは同等レベルを卒業
または過去5年の間の2年以上の職歴を証明できれば応募できます。
毎年10月に応募が開始され、翌年の5月に抽選発表があります。
↑↑↑応募は、こちらのサイトより必要事項に記載して応募するだけです。
どこに何を入れるのかは他の方がサイトに書かれている記事が
たくさんありますので、もしわからなければググってください。
代行業者ってどうなの?
応募自体はここから応募するだけの簡単な作業です。
政府も代行業者を通さずに自身でこちらのサイトから応募するように
書いています。
なぜならそれは、代行業者をよそおった詐欺が多いからです。
本来は無料でできるものなのに、応募を代理でするといって、
お金だけをだまし取ったりする業者が多いので、
そういったものに頼らず自力で応募してくださいと言われています。
応募するだけならそんなに難しくないのです。
なので、当たるかどうかわからないから、とりあえず応募しよっか!の方は、
無料で自力でやった方が良いです。
本当に大変なのは当選してからです。
応募した後、政府から要請される書類をすべてそろえて提出したり、
面接をしたりと、永住権を申請するとなったら大変なのです。
アメリカのビザ関係の書類は本当に骨が折れます。。。
そこから先は移民弁護士に任せて助けてもらうのが一般的です。
当たった後も自力でやるには、間違えたら終わりなので、
そこはプロに任せたほうが良いです。
ただし、最初から$150程度を代行業者に支払って、
当たればその後のサポートをしてくれるというところがあります。
応募だけするなら自力でも問題ないと思いますが、
当たったら本気で永住権を取得してアメリカに行くつもりであれば、
その後のことを考えて、最初から当選後のサポート付きのところに
応募するのもありです。
もちろんそういった業者に頼んだとしても、
永住権の申請代や面接に行くまでの交通費などその他の費用が掛かります。
それでも当選後に移民弁護士費用を払うよりは安くなります。
ただし、当たったらという”たられば”なので、そのためにお金は
かけられないという方は、自力でやりましょう!
3、グリーンカード(永住権)当たったらどうなるの?
何度も言いますが、
グリーンカード(永住権)は、当たってからが大変です。
ここからはお金もかかってきます。
専門の移民弁護士さんに頼んで、書類をそろえて申請手続きの
サポートをしてもらいます。
ここからお金がかかります。
申請をして、そこからアメリカ政府に必要書類を提出し、
審査されます。
書類に不備がないかなどの審査を受けて、面接も受けて、
すべて承認されるとようやく手元に届きます。
当選して移民弁護士を探して、その後正式申請をして、
書類をそろえて面接をして永住権を最終的にゲットするのに、
当選後から最短でも5~6か月程度かかります。
これは最短の場合なので、
いつ面接できるかにもよって取得できるまでの日数も変動します。
当選してから申請するまでの締め切りもありますし、
応募よりも当選後の方がやることがたくさんあります。
晴れて永住権を獲得しても、1年以上アメリカを離れてしまったり、
米国移民法の規定を破れば永住権は没収されます。
もちろん親の介護などでやむ負えず半年以上アメリカを離れる場合は、
再入国許可証 (Resident Re-Entry Permit)の取得が必要です。
このように、永住権ホルダーとなった場合は、
どちらをメインで生活をするのかを決める必要もあります。
すぐには決められないかもしれませんが、ご夫婦やお子さんがいる場合は
応募する際には、当選後のことも家族であらかじめ話しておくことを
おススメします。
せっかく当選したのに、条件が合わずで手放すのはもったいないので。
辞退したいと思ったらどうしたらよいの?
もちろん当選したけど、いろんな事情により
やはり申請できないと判断した場合は、そのまま放置しておけばよいです。
申請しなければよいのです。
応募した時と事情が変わることもありますので、
そういった場合は、申請しないということで
辞退しましょう。
4、まとめ
いかがでしたか?
今後自分が生きていく方法の1つとして、
2つの国で生きていくという選択肢を持つことは悪いことではありません。
よく考えて、もし本当に当たったらアメリカに住んで
生活していこう!そう思えたら、ぜひ応募してみてください!